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「匹」について他

 投稿者:soba95  投稿日:2009年 7月 2日(木)01時39分51秒
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  「匹」の発音について追加させていただきます。このような現象を国文法では音便というのではないかと思います。音便というと動詞の活用語尾のものが浮かびますが(「書きて」→「書いて」、「待ちて」→「待って」、「飛びて」→「飛んで」など)、動詞の活用ではなくても、語結合に際して発音の便宜から音が変わるのを音便と言ってもよいような気がします。音便を広くとるなら、「数詞+助数詞」は音便が起きやすいところと言えましょう。
「匹」と同じパターンを取るものに「本(いっぽん、にほん、さんぼん)」「杯(いっぱい、にはい、さんばい)」などがあります。少し違うのが例えば「冊(いっさつ、にさつ、さんさつ)」です。音便を起こさないものに「枚(いちまい、にまい、さんまい)」「年(いちねん、にねん、さんねん)」などがあります。どの音が来たらどうなるとは把握できていませんが、数詞の最後の音節と助数詞の最初の音節の組合せが発音しにくいと起こるということでしょうか。
話は変わりますが、tommyさんが日本語について感想を書かれていますが、少し違う感想をもっていますので、書いておきます。教えようとして難しいのは、意識的に学んだものではなくて、無意識のうちに身につけてしまったものではないか、と考えています。もちろん、運用力という点では日本語については大変な能力をもっているわけで、その限りでは非常な強みをもっているわけですが、無意識に身につけただけに、その膨大な知識を自覚的に取り出そうとすると大変な困難を伴います。それに比べると外国語は、運用力は悲しいほどですが、その知識は意識的に身につけただけに、少ないけれども簡単に取り出すことができます。それで母語は教えにくい、という印象がぬぐえません。確かに、母語の無意識レベルに眠っている膨大な知識の一部でも自覚的に取り出せたら楽しいでしょうが、これがなかなか難しい。そういう意味で、英会話学校などネイティブスピーカーだからという理由だけでありがたがっているようで、どうなんだろうという気がします。
 
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